和酒で乾杯!

知らざれる愛知の酒の魅力とは・・・

2020年2月14日 2nd_aichinosake_webbanner_1_600_360pix_PassMarket

知らざれる愛知の酒の魅力とは・・・

工業県のイメージが強い愛知県。工場から生産されるのは自動車や機械といったイメージが強いと思いますが、味噌や醤油、みりんなど、醸造業が盛んな地域としても知られています。日本酒の出荷量も現在第7位。しかしながら全国でも上位に位置する、“酒どころ”であることを知る人は少ないかもしれません。

昔から尾張と三河は、上方(関西地方)に次ぐ酒の生産地として、江戸でも良く知られる産地でした。灘や伊丹(ともに現在の兵庫県)と江戸との中間に位置し、その半分の距離で運べる地の利を生かして発展しました。明治時代に入ると、早くから同業者の間で組合を組織し技術の研鑽に励むなど、品質面でもその名声は高まっていきました。今日も県下にある約40軒の酒蔵は、それぞれ個性豊かな酒造りに努めています。
また最近では、愛知県独自の酒造好適米として「若水」(1983年)、「夢山水」(1997年)、「夢吟香」(2012年)が誕生。県内各蔵元からこれらの米を用いた吟醸酒、純米酒等が発売されていますが、数々の酒米品種が愛知県で開発され、全国各地で定着したことはあまり知られていないかもしれません。

愛知の酒は全般に、しっかりした濃厚な味わいを備えていると言われますが、「八丁味噌」や「たまり醤油」といった濃い目の味付けに合うだけでなく、酒米に恵まれた土地であることも関係していると言えるでしょう。今回参加する6蔵それぞれの味わいを通して、“知られざる愛知の酒の魅力”にぜひ触れてみてください。

文:松崎 晴雄<まつざき はるお>
大手百貨店勤務を経て日本酒研究家として独立。セミナーや講演会を通じて日本酒の普及に尽力。日本酒輸出協会会長を勤める他、各県の鑑評会の審査員を務めるなど、そのきき酒能力には定評があります。

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